デザイン家電という言葉が使われるようになったのがいつのことなのか分かりませんが、デザインに付加価値を付けて高価格帯の製品をリリースするというブランドが2000年代初頭から増えて行きました。
デザイン家電の定義はないと思いますので、ここではおしゃれな家電をリリースしているブランドをデザイン家電ブランドとし、デザイン家電ブランドと、そのブランドの代表する製品をまとめてみました。

ブルーノはイデアインターナショナルが展開するブランドで、主にキッチン家電をリリースしています。
ホーロー鍋をイメージして作られたコンパクトホットプレートは、可愛らしいデザインと2～3人用というコンパクトな現代にマッチした製品で、100万台を突破し、同社を代表する製品になりました。シンプルで可愛らしいデザインの製品は、女性を中心に人気のブランドになっています。

BRUNO(ブルーノ)とは？おしゃれな製品の口コミまとめ

バルミューダはクリエイティブとテクノロジーを活かし、家電を通してユーザーに新しい体験を提出するブランドです。今までにないスチームトースター、扇風機など、これまでにないテクノロジーで数々のヒット商品を生み出し、常に注目のブランドとして市場をにぎわしてきました。
そして家電のみならず、新ブランドの「BALMUDA Technologies」を2021年に展開し、スマホ市場にも参戦しています。

レコルトは東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を構えるウィナーズ株式会社が、2009年にスタートさせた比較的に新しい調理家電ブラントです。
日本の家庭やキッチンを考えて、サイズ感や日本のインテリアにマッチする製品作りを行っており、コンパクトで可愛らしいデザインが特徴。フライヤーのポットデュオなどのヒット商品を生み出し、その後も多くの調理家電をリリースしています。

株式会社ラドンナが展開するキッチン家電ブランドのトフィー。ラドンナは文房具メーカーのキングジムに所属する企業で、インテリア雑貨、キッチン家電、ビューティ家電などのブランドを展開しています。中でもトフィーは50年代のアメリカンをイメージした製品をリリースし、人気の家電ブランドです。

デロンギはイタリアのトレヴィーゾ県を本社を構える家電ブランド。1974年から販売を始めたオイルヒーターは世界でもトップのシェアを誇り、日本国内でもオイルヒーターで有名です。
それ以外でもコーヒーメーカーや電気ケトルなどの家電をリリースしていますが、とにかくデザインが素晴らしく、多くの人を魅力しています。

ブルーエアは北欧スウェーデンの空気清浄機メーカー。世界64ヶ国に製品は渡り、特に富裕層に人気がある高級な空気清浄機をリリースしています。｢きれいな空気の供給率」を測る世界基準CADR（Clean Air Delivery Rate）において最高水準の評価を得る機能性と、北欧らしいデザインの製品が魅力です。

スウェーデンのストックホルムに本社を構えるヨーロッパでも最大の家電メーカーのエレクトロラックス。1910年に設立されたエレクトロメカニスカと株式会社ラックスが合併し、売上高一兆円を超える巨大企業に成長。白物家電の他に、掃除機や空気清浄機などデザイン性の優れた製品が人気です。

イギリス・マンチェスターに本社を構えるキッチン家電ブランドのラッセルホブスは、電気ケトルの生みの親として知られるブランドです。
お湯が沸くとと自動で電源が切れる機能を搭載したケトルを、世界で初めて開発し成功。日本ではティファールの知名度が高いですが、電気ケトルの代名詞として、世界的に高い評価を得ています。
電気ケトルの他にもステンレスを使ったシックなコーヒーメーカーや、トースターなどをリリースしています。

スタドラーフォームは、Martin Stadlerにより1998年スイス・ツーク州にて設立されたデザイン家電ブランドです。国内で数々のデザイン賞を受賞する家電はスタイリッシュさが特徴。家電は生活を共にするものとして、シンプルで使いやすく、実際に生活に役立つ製品づくりを行い、ルームメイトであるとし、製品のすべてに人名が付けられています。

スメグは1948年にイタリアで創業されたデザイン家電メーカー。デザインへのこだわりが強く、有名デサイナーを起用した製品はとてもスタイリッシュ、ミキサー、トースター、冷蔵庫など、レトロ感のあるデザインは多くのデザイン賞を受賞しています。
世界中に17の子会社を設立し、国際的なメーカーではありますが、日本ではなかなか製品が手に入らない状況です。

1919年創業のキッチンエイドは、料理を作るアイテムに特化したブランドで、料理に関するあらゆる製品をリリースしています。100年の歴史を持つkitcheAid。パンや生地をこねる姿を見てもっと効率的にこねる方法があるはずだと、技術者のハーバードジョンソン氏がスタンドミキサーを1908年考案され、キッチンエイドと名付けました。
スタンドミキサーは同社を代表する製品で、スタンド型のミキサーといえはキッチンエイドと言うほどアメリカでは普及しています。その他にも電気ケトルなどはスタイリッシュなデザインで人気です。

アマダナは東京・渋谷区に本社を構える2002年に設立されたデザイン家電ブランドです。デザイン事務所の｢インテンショナリーズ｣の代表を務める鄭秀和氏が製品のデザインを担当し、今までにない美しいデザインの製品を生み出してきました。
また、工場を持たないファブレスメーカー、デザインに付加価値をつけ高価格帯の製品のリリースなど、今では当たり前になったことですが、アマダナでは2002年の創業時間から展開しており、他社に先駆けて行っている先見性のあるメーカーです。

空気をデザインするをコンセプトに、2011年に東京にて設立されたカドー。SONY ACBC(Audio China Business Center)のプレジデント職についていた古賀宣行氏とamadamaなどでデザインをしていた鈴木健氏が立ち上げたブランドです。
空気清浄機や加湿器、サーキュレーターなど空気を取り入れて循環させる機器をメインにリリースされています。ひとつの分野に特化し、世界No.1の空気清浄能力を開発に成功、性能だけでなくデザインにも力を入れることで人気のブランドとして成功しています。

韓国の大宇グループの家電メーカーで1972年に創業。大宇グループの主力でありましたが、1999年に破綻。現在はウィニ電子という韓国の会社のブランドとなっているようです。冷蔵庫、洗濯機の白物家電を中心に製品をリリースしています。

プラスマイナスゼロは2003年に東京にて誕生した家電・雑貨のブランド。プラスもマイナスもゼロの｢ちょうどいい｣をコンセプトとしており、形、価格、大きさが自分にとっての心地よいちょうど良さである製品を目標とし、ブレなく人の好みの揺れの中心にありたいとのことです。
とても多くのデザインを受賞している製品をリリースおり、近年ではクリーナーや空気清浄機 C030」などが、権威あるデザイン賞のレッドドットデザイン賞を受賞しており好評のようです。

ゴレニアはスロベニアにて1950年の創業したデザイン家電ブランド。創業当時は農業機械の生産をしていましたが、1961年に白物家電の分野に進出。｢家電製品に革新を｣をモットーに、デザイン、製品のコンセプトなどの革新的な製品をリリースし、ドイツ、オーストリア、フランス、デンマーク、イタリアの各国に拠点を持ち、ヨーロッパでもトップクラスの家電メーカーとして発展しています。